緊張・あがりの原因から適切な薬・サプリメントを選ぶ

緊張・あがりの原因から適切な薬・サプリメントを選ぶ

緊張やあがり、不安が起こる原因(神経伝達の機構)には主に2つの状態があると言われています。

 

  1. 神経にストレスが加わり興奮した状態
  2. セロトニン神経系が機能低下した状態

 

このどちらかの状態に陥ることで緊張や不安を感じやすくなります。
まずは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

神経にストレスが加わった興奮状態

神経に大きなストレスが加わり(人前に出る、苦手な場面に遭遇するなど)、興奮性神経と抑制性神経の均衡が崩れ、興奮性神経が優位に立っている状態です。

 

対策

興奮性神経が優位な状態での緊張には興奮を鎮める働きを持つ精神安定剤・抗不安薬などが有効です。
脳のリラックス系の神経に働きかけ、興奮状態にある神経を鎮めることができるため、緊張が高まることを防ぎます。

 

セロトニン神経系が機能低下した状態

不安や緊張をコントロールする生理機能を持つセロトニン神経系がセロトニン不足(分泌量の不足)により機能低下した状態です。

 

対策

セロトニンが不足した状態での緊張にはセロトニン神経系を直接刺激し、機能改善を行うか、セロトニンの量を増やす食事やサプリメントを摂取し補うのが有効です。
セロトニン不足から起こる諸症状、緊張しやすさの改善が期待できます。

 

原因によって講じる対策は違う

文字にしてしまえば同じ緊張ですが、起因となっている不安・緊張によって対策は異なります。

 

セロトニンを増やすこと、摂取することで緊張対策を指示しているサイトも見かけますが、あがり症などの人前での緊張というのは神経にストレスが加わった興奮性神経が刺激されたものがほとんどです。そのため、セロトニンを積極的に摂取してもあまり効果を得られない場合が多いです。

 

日常生活では緊張を感じにくくなったり、ストレスは溜まりにくくなりますが、いざ発言の機会があったり人前に出ると緊張してしまいます。慢性的、日常的に緊張を感じていたり、うつ病などの気がある方にはセロトニン摂取は効果的ですが、人前での緊張など特定の場面での緊張には精神安定剤・抗不安薬などの医薬品が有効です。

 

また、セロトニンを摂取しても薬のように飲んですぐに効くわけではありません。どちらかと言えば普段からセロトニンを増やすように働きかけ体質改善を行うという意味合いの方が強いです。

 

ここをごっちゃにしてしまっている方も多いですが、一般的に人前での緊張やあがり症の方は興奮性神経が優位な状態です。

 

そのため、人前で緊張してしまう方やあがり症の方が緊張に効くからとセロトニンサプリメントを摂取してもあまり改善効果が期待できません。

 

人前での緊張をすぐに抑えたいときには症状から精神安定剤・抗不安薬やインデラルなどの緊張に効く薬を使う方が確実と言えるでしょう。